教習指導員に向いている人の特徴は?適性や性格による向き、不向きについて

教習指導員に向いている人の特徴は?適性や性格による向き、不向きについて

教習所で教習生に技能や学科を教える教習指導員。
免許を取る時には、誰もがお世話になりましたよね。

好きだった教官も、嫌いだった教官もいると思いますが、教官の人柄や教え方の特徴も人によって個性がでますよね。

では、果たしてどんな人が教習指導員に向いているのでしょうか。
ここでは具体的な特徴を挙げてお伝えしていきます。

教習指導員の仕事に関心がある人は、ぜひ参考にしてください。

教習指導員に向いている人の特徴とは?

教習指導員に向いている人の特徴は、8つあります。

もちろん、全部に当てはまっていないとなれない、というわけではありません。
この中で一つでも当てはまる人は、教習指導員に向いている可能性があります。

特徴1.車の運転が好きな人

一番大事なのは、車の運転が好きなことです。
何年も毎日一日中、車に乗っているわけですから、車が好きでないとやっていられませんよね。
自分が運転が好きでないと、コツなどがつかめないため、人に教えることもできません。

また、教習指導員は、普通自動車の第二種免許を取って終わりではありません。
指導員になってから、他のたくさんの車種(大型や大型特殊など)の資格を取ることになります。
車の運転が好きでなければ、そういったことが苦痛になってしまうでしょう。

特徴2.人とのコミュニケーションが好きな人

教習指導員の仕事は、常に人と関わる仕事です。
したがって、人とのコミュニケーションが好きでないと難しいでしょう。

生徒は20歳前後の人が多数ですが、車種によってはいろいろな年代の人がいます。
性別にかかわらず、どんな年代の人とでもコミュニケーションを取れないと、教習指導員としては上手くやっていけないでしょう。

ただし、「話すのが得意じゃない」という方でも、コミュニケーションが「好き」であれば、大丈夫です。
得意なことと、好きなことはまた別です。
教習生の話をよく聞く指導員も喜ばれますし、言葉が少なくても的確なアドバイスができれば、それでOKです。
人前で話すことはだんだん慣れてくるので、心配は要りません。

特徴3.「人に教える」ことが好きな人

教習指導員は文字通り「教習を指導する人」です。
そのため、生徒に「教える」ことが本業になります。
いくら運転が好きでも、人に教えることが好きでなかったら、教習指導員は厳しいと言えます。

教習指導員は、生徒に自動車の構造、法令、運転技術、安全運転の心構えなどを教育する仕事です。
「教えたい」という気持ちが生徒に伝われば、熱意のある指導員だと思われるでしょう。

常に、どう教えたら生徒にわかりやすいか、楽しく学んで知識や技術を身につけてもらえるか、教え方は適切かどうか、などということを考えられる人である必要があります。

特徴4.判断力のある人

車の運転は、一歩間違えれば大事故に繋がりかねないため、運転技術を学ぶ上でも、教える上でも、判断力は大切です。

危険だと思った時に、とっさに補助ブレーキを踏めるかどうか、生徒に適切なタイミングで声をかけられるかどうか、車線変更や車庫入れの指示を的確に出せるかどうか、などが問われます。

特徴5.丁寧で気長な人

生徒は、皆初めて車を運転する人ばかりです。
当然、上手く運転できなくて、オロオロしてしまうでしょう。
そんな時に、イライラしないで見守っていられるかどうかは大切な資質です。
生徒の成長を気長に見守り、根気強く教え、わからないところは丁寧に指導することが求められます。

特徴6.チャレンジ精神のある人

先にも述べましたが、教習指導員は1つの資格を取っておわりではありません。
普通自動車を取ったら、次は大型、大型特殊、二輪など、次々に資格をたくさん取ることが求められます。
したがって、1つの資格に満足しないで、どんどん他の資格を取っていくチャレンジ精神が必要です。

特徴7.教習指導員の仕事にやりがいを感じられる人

教習指導員は、車の運転を教えて、社会の安全を支えることにやりがいを感じられる人が向いています。
教習指導員の仕事は、運転技術を教えるだけではありません。
安全運転の知識と意識を教えることが重要です。
生徒が卒業してからも安全運転を常に意識して運転するドライバーに育てるために、腐心することができるかどうか、そのことにやりがいを感じられるかどうかで、教習指導員に向き不向きがあると言えるでしょう。

特徴8.交通ルールを守るという意識を常に持っている人

当たり前のことですが、交通ルールを守るという意識を常に持っている人でないと、教習指導員は務まりません。
生徒に安全運転の知識や意識を教えるためには、自分が常にそういう意識を持っていることが大切です。
教習している時だけでなく、プライベートで運転する時にも、常に「交通ルールを守る」という意識を持って運転しましょう。

逆にこんな人は教習指導員には向いていない!?

教習指導員に向いていない人は、上記「向いている人の特徴」と反対の人、と言えますが、ここでは敢えて適性が低いと思われる特徴を挙げていきます。

※これらの特徴は、気の持ちよう次第で改善できる場合が多いため、あくまで『適正が無い』というわけではなく、『適正が低い可能性がある』という程度の問題です。

特徴1.人とのコミュニケーションを取りたくない人

人とのコミュニケーションが苦手な人は、教習指導員の仕事は苦痛でしょう。
1日中、ほぼ休みなく、人と接していなければならないからです。

無口や口下手でも、人とのコミュニケーションが苦痛にならないのであれば、そのうち何とかなると言えますが、人とのコミュニケーションそのものに苦手意識を持っていて、コミュニケーション自体が嫌だと思う人には、向いていないと言えます。

特徴2.夏休みや冬休みはきちんと取りたい人

教習指導員の仕事は、学生が長期休暇を取れる夏休みや冬休み、春休みが繫忙期です。
そのため、そういった休みは、休暇が取れないだけでなく、残業が続いて超多忙な日々になります。

したがって、長期休暇を他の人と同じ時期にきちんと取りたいと思う人には、向いていないと言えるでしょう。

特徴3.感情のコントロールが苦手な人

はっきり言って、教習生は運転が下手なので、イライラするのは当然です。
しかし、そこでイライラを表に出してしまうのはあまり良いことではありません。

ちょっとイラっとすることがあったら、冷静に注意することは大切ですが、感情を表に出して怒ってしまったり、怒鳴ってしまうのは避けるべきでしょう。

特徴4.楽して稼ぎたい人

教習指導員になるまでにはまずは教習所で見習いとして入社し、通常業務と資格取得に向けた勉強を進めて行く必要があるため、ある程度の努力を自らに課す覚悟が必要になります。

また、交通ルールや運転技術は刷新されていくため、常に勉強していることが必要ですし、繁忙期には、残業や休日出勤が続いて、「キツイ」と感じることもあるでしょう。
したがって、「楽して稼ぎたい」と思う人はあまりおすすめしません。

教習指導員はどんな人でもなれる

さて、いかがでしたでしょうか。

色々と書いて来ましたが、基本的に筆者は、『教習指導員は誰でもなれる』と思う派です。

教習所専門の求人サイト『教習所求人ガイド』でも言及されていますが、教習指導員については『やりたい』という想いと勉強する覚悟があれば誰でも問題なくなることができます。

指導員として必要な資格や仕事は、みんな未経験から教習所で勤務しながら段々と覚えていくものですから、初めは何も出来なくて問題ありません。

指導員は未経験でも歓迎される仕事なので、仕事をしていくうちに学んでいくことが必要になってきますから、基本的には人と接するのが好きであればどんな人でも教習指導員には向いていると言えるでしょう。

参照元:https://drivinginstructorsguide.com/column/job/tekisei/

最初は資格取得のための勉強と教習所での基礎業務(受付や送迎など)を並行してこなす必要があるため、多少大変とお思いかもしれませんが、逆に言えば、ちゃんとした国家資格を取得して、手に職を付けて安定的に稼いでいける仕事でもあるのです。

教習指導員になりたい方は、いつでも歓迎します

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