ペーパードライバーを克服する7つのステップ!無理なく安全に克服できる方法を自動車学校が解説

ペーパードライバーを克服する7つのステップ!無理なく安全に克服できる方法を自動車学校が解説

「せっかく教習所に通って免許を取ったのに、それ以降車を運転していない、でも運転できたらいいだろうな…」そんなペーパードライバーの方も多いのではないでしょうか。あるいは、ペーパードライバーだったけれど、どうしても運転する必要に迫られることもあるかもしれません。

今回は、そんなペーパードライバーの方向けに、ペーパードライバーを無理なく安全に克服するためのステップを、まとめて解説していきます。

ペーパードライバーを克服する7つのステップ

ペーパードライバーを無理なく安全に克服するためには、次の7つのステップを踏むといいでしょう。

最終的には「ペーパードライバー講習」を受けることをおすすめしますが、その前に自分でできることもあります。まずは自分でできる方法にトライして、頭の中を整理し、心構えを作っておくことが大切です。

STEP1. 教習所のテキストや交通教本を読み返す

まずは、教習所でもらったテキストや、免許更新の際にもらう交通教本などをしっかり読み返しましょう。
それらが見当たらない人は、市販の教則本でも、ネットの情報でもいいですし、ブックオフやメルカリなどで教本を手に入れられることもあります。

そこには、改正された交通ルールなども記載されているので、免許取得時と変わっているところを重点的に確認します。
また、実際の道路を走行する時に重要な、標識・表示、交差点での右左折の仕方やウィンカー・ハザードを出すタイミング、危険予測などもしっかり押さえておきましょう。

まず知識をしっかり頭に入れておくことで、運転の怖さが半減します。

STEP2. 車内の様子をよく確認する

自分では運転しないけれども、助手席に乗る機会はある、という方は、車内の様子を確認する癖をつけましょう。
具体的には、アクセル・ブレーキの位置、パーキングブレーキ(サイドブレーキ)、バックミラーとサイドミラー、ウィンカーレバー、ワイパーレバーなどの位置を確認します。

特にパーキングブレーキの位置には注意が必要です。
なぜかというと、車によって位置や形状が大きく異なるからです。
昔は運転席の左横についたバーを引くタイプが多かったのですが、現在は、足踏みタイプや、電動のスイッチが手元についているタイプなどもあります。

また、家に車がある方は、自宅の駐車場などで、「停車したままできる安全な操作」を試してみましょう。
車を動かさずに、エンジンをかけ、停車したまま実際にウィンカーやワイパー、ハザードランプなどを動かしてみます。
そのような混乱しやすいパーツを、実際に動かしてみると、運転する実感がわいてきます。
また、アクセルとブレーキの位置も、しっかり足で確認しておきましょう。
この時、普段その車を運転している人に教えてもらうと、よりわかりやすくなるでしょう。

STEP3. 運転時の正しい姿勢を確認する

安全に運転するためには、正しい運転姿勢を意識することがとても重要です。

まず、運転席に座ったら、シートの位置を合わせます。
シートは、右足でブレーキペダルを余裕をもって踏み込める程度の場所に合わせます。
アクセルとブレーキの移行がスムーズにできるかどうか、何度か右足をスライドさせて試してみましょう。

次に、ハンドルの位置を合わせます。
ハンドルは、肘が少し曲がる程度に合わせましょう。

※ハンドルの位置は、メーカーによって推奨する位置があるので確認しましょう(最近は9時15分を推奨しているメーカーがほどんどのようです)

ハンドルには、上下に移動するチルトステアリングと、遠近に移動するテレスコピックステアリングという2種類の調整機能がありますが、車によっては、片方しかついていないものもあります。

最後に、バックミラーとサイドミラーの位置を合わせます。
バックミラーは、シートに正しく座って、左手で操作し、リアウィンドウの全体が映るように調整します。
サイドミラーは、助手席側も運転席側も、ミラーに車体が1/4程度、空と地面が半分ずつ映るように調整しましょう。

STEP4. 運転が上手な人に付き添ってもらい走ってみる

知識を頭に入れ、基本的な車の操作方法を確認し、正しい姿勢に合わせたら、いよいよ実際に道路を走ってみましょう。

この時、できる限り運転が上手な人、慣れている人に、助手席に乗ってもらいましょう。
自宅付近が狭い道路ばかりであれば、その人に運転してもらって、広い場所や空いている道路まで連れて行ってもらうのがおすすめです。

そして、車を発進させる前に、ルートをしっかり確認しておきましょう。
初心者には、左折だけで一周できるルートがおすすめです。
右折しなければならないルートであれば、できるだけ矢印信号のある交差点を選ぶといいでしょう。

車に乗ったら、車幅感覚や車間距離、ブレーキを踏み始めるタイミングなどに注意して運転しましょう。

STEP5. 駐車の練習をしてみる

駐車はペーパードライバーにとって一番の難関ではないでしょうか。

自宅の駐車場は難しいという方は、まずは広いショッピングセンターなどの駐車場で、バックでの駐車を練習しましょう。
この際も、運転が上手な人、その車に慣れている人に同乗してもらうといいでしょう。
その車に慣れている人ならば、どのタイミングでどれくらいハンドルを切ったらいいかなど、具体的なアドバイスをもらえます。

バックでの駐車に慣れてきたら、縦列駐車にも挑戦してみましょう。
練習を始める前に、まずは助手席に座って運転が上手な人に実際やってもらったり、YouTubeなどの動画でやり方を見ておくなどしておくと、スムーズに練習できます。

STEP6. ガソリンスタンドへ行ってみる

レンタカーなどでは、必ず最後に給油する必要がありますので、ガソリンスタンドに行って、実際に給油してみましょう。

あらかじめ、どこに給油口を開くレバーがあるのか、給油口が車のどちら側にあるのかを確認しておきましょう。
次に、運転に慣れている人に同乗してもらって、ガソリンスタンドに行き、やり方を教えてもらいます。
有人のガソリンスタンドに行く場合は、要望の伝え方、料金の払い方などを教わっておきましょう。

STEP7. ペーパードライバー講習を受ける

最後のステップとして、ペーパードライバー講習を受けることをおすすめします。

ペーパードライバー講習は、教習所で行っているものと、出張インストラクターが来てくれるものと2パターンあります。

ステップ6までに車の運転に慣れてきて、自宅の駐車場や自宅付近の道で練習したいという方には、出張講習がいいでしょう。
インストラクターが自宅まで来て、自家用車で練習できます。

逆に、ステップ6までできなかった、坂道発進やS字やクランクなど基礎からきちんと学び直したい、運転にどうしても恐怖心がある、というような方には、教習所での講習がおすすめです。
教習所では、国家資格を持ったプロの教習指導員が、一から丁寧に教えてくれます。
初めは教習所内のコースで練習できるので、実際の道路での運転は怖い、という方も安心して練習できるでしょう。

 

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ペーパードライバーを早く克服したいなら、プロの講習がおすすめ!

ここまで、ペーパードライバーを無理なく安全に克服するための7つのステップをお伝えしてきました。

ステップ6までは、自力でできることですが、運転の上手な人(家族や友人)の力を借りなければなりませんし、いきなり路上での運転になるため、恐怖や不安も大きく、なかなか進められないかもしれません。
また、同乗者に怒られてばかりでモチベーションを保てなくなってしまう場合も往々にしてあるようです。

したがって、ペーパードライバーを早く克服したいなら、やはりプロの講習を受けることをおすすめします。
プロの教習指導員であれば、その人の運転レベルやスキルをしっかり見極められるので、自分に最適なレッスンを受けることができます。
優しく丁寧に、かつ的確にアドバイスをくれるため、上達も早いでしょう。
教習所では、一人一人に合ったカリキュラムを作り、最短で上達するよう指導してくれます。

「今すぐにでもペーパードライバーを克服したい!」という方には、最初からペーパードライバー講習を受けるのがおすすめです。

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