毎日運転でゴールド免許は難しい?運転しててもゴールド免許を持っている人に共通する4つの特徴

毎日運転でゴールド免許は難しい?運転しててもゴールド免許を持っている人に共通する4つの特徴

運転免許証は、「グリーン免許」「ブルー免許」「ゴールド免許」に分けられます。

「グリーン免許」は初心者、「ブルー免許」は一般運転者、「ゴールド免許」は優良運転者に交付されます。

今回は、この中の「ゴールド免許」について、どのような免許なのか、どのようなメリットがあるのか、共通する特徴は何かなどについて解説します。

ゴールド免許とは?

「ゴールド免許」とは、運転免許証の更新時に、過去5年間で無事故・無違反を達成した優良ドライバーに交付される運転免許証です。

有効期限が記載されている欄が金色になっていることから「ゴールド免許」と呼ばれていますが、正式名称は「優良運転者免許証」といいます。

「ゴールド免許」の有効期限は年齢によって異なり、次の通りです。

種類 年齢 有効期限
優良運転者 70歳未満 5年間
70歳 4年間
70歳以上 3年間

グリーン免許とは?

「グリーン免許」とは、新規に運転免許を取得した人に交付される運転免許証です。

有効期限が記載されている欄が緑色になっているため「グリーン免許」と呼ばれており、初回の更新をするまでの3年間だけ利用することができます。

「グリーン免許」の有効期限は、3年間です。

ブルー免許とは?

「ブルー免許」とは、最も一般的な運転免許証で、「初回更新者」「一般運転者」「違反運転者」に交付され、それぞれの違いや有効期限は次の通りです。

種類 内容 年齢 有効期限
初回更新者 「グリーン免許」から初回の更新手続きをして交付される運転免許証 3年間
一般運転者 過去5年間で3点以下の「軽微な違反」を1回しかしていない人に対して交付される運転免許証 70歳未満 5年間
70歳 4年間
70歳以上 3年間
違反運転者 過去5年間で違反をしたことがある人に対して交付される運転免許証 3年間

ゴールド免許のメリット

「ゴールド免許」には、次のようなメリットがあります。

メリット1:免許更新時講習の時間が短い

「ゴールド免許」所持者は、免許更新時の講習時間が30分で済みます。

一方、一般運転者は60分、違反運転者は120分の講習を受けなければなりません。

メリット2:オンラインで免許更新時講習を受けることができる

「ゴールド免許」所持者は、2024年度以降に免許更新時講習をオンラインで受けることができるように準備が進められています。

免許更新の案内ハガキが届いた後に、マイナンバーカードで認証することによって、スマホなどで事前に好きな場所で好きな時間に講義動画を視聴することができるようになるようです。

更新免許証の受け取りや適性検査のために、警察署や運転免許センターなどに行く必要はありますが、現地での所要時間が短くて済むようになります。

現在、北海道・京都府・千葉県・山口県の4道府県で、試験運用が行われています。

メリット3:更新時の講習手数料が安い

「ゴールド免許」所持者は、免許更新時の講習手数料が安くなります。

「ゴールド免許」所持者は500円ですが、一般運転者は800円、初回更新者・違反運転者は1,350円と高額です。

メリット4:最寄りの警察署で更新手続きができる

「ゴールド免許」所持者は、平日に限りますが、免許更新手続きが居住している都道府県内のどこの警察署でも行うことができます。

また、「経由申請」という方法によって、居住している都道府県以外でも更新手続きをすることも可能です。

これに対して、一般運転者や違反運転者は、居住している都道府県の運転免許センターや運転免許試験場まで行く必要があります。

メリット5:任意保険料が割引になる

「ゴールド免許」所持者は、交通事故を起こすリスクが低いと考えられるため、任意保険料が割引になります。

保険会社によって違いがありますが、割引率は3~10%程度です。

一般的に、任意保険の契約日の時点で、被保険者が「ゴールド免許」所持者であることが割引適用の条件となります。

メリット6:SD(セーフティードライバー)カードを取得できる

「ゴールド免許」所持者は、「SD(セーフティードライバー)カード」を取得することができます。

「SD(セーフティードライバー)カード」は、「自動車安全運転センター」が発行する無事故・無違反を証明するものですが、残念ながら一般的にはあまり知られていません。

「SD(セーフティードライバー)カード」を提示すると、割引をしてくれるガソリンスタンドや店舗があるほか、宿泊代などの割引やマイカーローンの金利優遇に使えるケースもあります。

>>ゴールド免許でいることのメリットをより詳しく見てみる

ゴールド免許を持っている人に共通する4つの特徴

「ゴールド免許」の交付条件は、過去5年間で「無事故・無違反」であることですから、極端な話、5年間全く運転をしなければ当然「無事故・無違反」になり「ゴールド免許」が交付されます。

警察庁から公表されている資料によると、2022年の「ゴールド免許」の保有率は約62%となっていますが、この中にはペーパードライバーも含まれていることになるのです。

しかし、実際には毎日のように運転しているにも関わらず「ゴールド免許」を持っている人がいます。

つまり、毎日運転していても「無事故・無違反」ということなのですが、そのような人には共通する4つの特徴があります。

特徴1:車間距離を十分に空ける

「ゴールド免許」を持っている人は、常に安全運転を心がけています。

この点から、前の車との車間距離を十分に空けているということが挙げられ、前車が急停止しても追突せずに安全に停止することが可能です。

車間距離を十分に取らない人というのは、信号待ちなどで前者との間が少しでも空くとスピードを上げて追いついて、車間距離を取らずにピタッとくっついて走るようなことをします。

つまり、前車が急停止したときに追突したり、スピードにムラがあるためにスピードを出しすぎてスピード違反で捕まったりするのです。

特徴2:無理な車線変更をしない

これも安全運転の中に入ってしまいますが、無理な車線変更をしないことも「ゴールド免許」を持っている人の特徴です。

渋滞した2車線や3車線の道路を走っていると、急に隣の車線がスイスイと流れていくことがあり、ここで無理な車線変更をしてしまうと、後続車と接触したりということになりかねません。

しかし、スイスイ流れるのは一瞬だけで、また元通り動かなくなったり、逆に元の車線の方が流れ出したりして、結局そのままの車線にいてもあまり変わりがなかったということになってしまいます。

なめらかな発進や停止をする

「ゴールド免許」を持っている人には、なめらかな発進や停止をするという特徴もあります。

特に同乗者がいる場合には、体がガクンと揺れてしまうような運転にならないように細心の注意を払って運転する人が多いようです。

一旦停止をきちんとしている

「ゴールド免許」を持っている人は、一旦停止のところではきちんと停止をします。

早く目的地に着きたいとか、停止するのは面倒という気持ちが起こりがちですが、軽微な違反で捕まることほど、後々悔やまれるものはありません。

焦らず落ち着いた運転をすることがゴールド免許への道!

この記事では、「ゴールド免許」のメリットなどを紹介した後、「ゴールド免許」を持っている人に共通する特徴を紹介しました。

毎日車に乗る人であっても、焦らずに落ち着いた運転を心がけていれば、5年間無事故無違反を達成して「ゴールド免許」の取得につながるはずです。

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