カーシェアとレンタカーを比較。料金面の損益分岐点や使い分けのポイント
- 2023.07.20
- カーライフ全般
友人などと車でお出かけをしたい時、利用するところは?と言われてまず、思い浮かぶのは、レンタカーだと思います。
ですが、ここ近年では、レンタカーではなく、カーシェアリングというサービスが注目を集めています。
レンタカーではなく、カーシェアリングで車を借りようとは思っているものの、レンタカーとの違いはなんなのか、分からない方が多いのが現状です。
そこで、今回は、カーシェアとレンタカーを比較して料金面の損益分岐点や使い分けのポイントを紹介しますので、自分の需要に合っているのはどちらなのか、見比べてみてください。
カーシェアとレンタカーを比較!主な違いはどこにある?
カーシェアとレンタカーは似ているようで、違います。
主な違いを以下の表にまとめたので、ご覧ください。
カーシェア | レンタカー | |
---|---|---|
会員登録 | 必要 | 不要 |
初期費用 | 必要 | 不要 |
月額料金 | 月額基本料金+距離料金 | レンタル期間に合わせた料金 |
利用時間 | 10分〜 | 60分〜 |
対面手続き | なし | あり |
車種 | 少ない | 豊富 |
給油 | 不要 | 必要 |
乗り捨て | 基本的に不可 | 可能な場合が多い |
キャンセル料 | 1分前でも無料な場合が多い | 6日前から発生することが多い(※当日は50%) |
免責保証 | 利用料金に含まれている | オプション等で追加 |
表の中でも、カーシェアとレンタカーの主な違いは次の2つです。
主な違い1:仕組み
カーシェアとレンタカーは仕組みが異なり、カーシェアの場合は会員登録が必要で、レンタカーは不要です。
それぞれの主な仕組みの違いを解説していきます。
カーシェアの仕組み
カーシェアを利用するにはまず、会員登録が必要となります。
大体のカーシェア会社が、ウェブ上で登録することができるため、わざわざ店舗に行く必要がなく、どなたでも簡単に登録できるのが魅力です。
また、月額料金は無料のところと有料のところがありますが、有料の場合でも、利用料金に応じて割引してくれるところが多いため、実質無料で利用することができます。
車の予約もウェブ上ですることができるため、対面での手続きは不要となっており、車は15分程度の短時間でも借りられるのが特徴です。
そのため、ちょっとした買い物の時でも使う人が多い傾向にあります。
そして、カーシェアは利用料金にガソリン代が含まれているため、わざわざガソリンを入れて返却する必要がないのも魅力となっています。
借りた車は、借りたステーションに返却するのが決まりとなっているので、利用の際は注意が必要です。
レンタカーの仕組み
レンタカーは、会員登録や初期費用、月額費用が一切かからないサービスです。
ただし、車をレンタルする際には、営業所に訪問をして、スタッフと対面で保険内容や、傷があるか無いかなどの説明を聞く必要があります。
また、カーシェアは15分程度のレンタルが可能というのに対して、レンタカーでは最低6時間のレンタルが条件です。
車種の種類が多いのもレンタカーの特徴となっており、引越しの時にも使えるトラックなどをレンタルすることができます。
ガソリンは、返却時に満タンにして返すのが決まりとなっており、走行中に給油が必要になった場合も利用者が負担することとなっています。
また、車の返却場所は、車を借りた営業所でなくても、同じ系列店であれば乗り捨てすることが可能です。
免責補償は、オプション等で追加する形となります。
主な違い2:料金
カーシェアとレンタカーは、料金もそれぞれ異なります。
カーシェアは「時間料金」と「距離料金」となっており、レンタカーは「時間料金」のみとなります。
それぞれの料金形態の違いについて詳しく解説していきます。
カーシェアの料金
カーシェアの料金形態は「時間料金」と「距離料金」です。
時間料金に関しては、サービスによって変動しますが、大体は「15分○円」といった感じで、分単位での計算となっています。
また、乗車する車種によっても料金は異なります。
有名なタイムズカーでは、ベーシックプラン15分220円、プレミアムプランで15分440円になります。
距離料金の場合は、6時間以上の利用になる場合のみ課金される仕組みとなっていることが多いです。
また、深夜利用の方が安くなったり、お得なパックがあったりするので、利用する際は要チェックです。
レンタカーの料金
レンタカーを利用する際に発生する料金は「時間料金」だけです。
時間料金の詳細は、サービスによって異なってきますが、大体が「6時間まで」「12時間まで」など、まとまった時間単位で料金が発生していく仕組みとなっています。
また、レンタルする車種によって料金は異なる仕組みとなっており、軽自動車なら、料金は比較的安く、車種が大きくなったり、高級車だったりすると料金は高くなります。
また、観光シーズンなどになると料金が高くなるのもレンタカーの特徴ですが、時間に応じたパック
カーシェアとレンタカーの損益分岐点はどこ?利用時間別に比較
カーシェアとレンタカーの損益分岐点は一体どこにあるのか、今回は、平均的な月額利用料や距離料金を調べ、実際に存在しているカーシェア、レンタカー会社の料金を参考にして表にまとめました。
また、カーシェアの方は、距離料金は1km16円、15分220円で設定しています。
カーシェア | レンタカー | |
---|---|---|
1時間 | 880円 | なし |
2時間 | 1,760円 | なし |
6時間 | 4,290円 | 6,050円 |
12時間 | 5,500円 | 6,050円 |
24時間 | 6,600円 | 7,590円 |
上記の表を見て分かる通り、基本的には、レンタカーより、カーシェアの方がお得に利用することができます。
レンタカーは、短時間での利用ができない上に、平均料金がカーシェアより高く設定されているのが特徴です。
ですが、カーシェアの場合、上記料金に距離料金も加算されてきますので、距離によってはレンタカーの方が安く済む場合もあります。
カーシェアとレンタカーの使い分けのポイント
カーシェアとレンタカーは似ているけど、どう使い分けたら良いのか分からないという方もいるかと思います。
使い分けのポイントとしては、レンタカーは、旅行など遠出した際に利用したい方におすすめです。
そして、レンタルするシーンに合わせて、好みの車種を選ぶことができるため、車種を選びたい時にも良いでしょう。
また、利用時間は6時間からとなっていたり、免責は別途加入が必要だったりするため、注意が必要です。
カーシェアは、最寄りにパーキングがあれば、そこから出発することができるため、店舗まで行く必要がありません。
利用時間も分単位などで利用できるため、ちょっとしたお買い物に出かけたいという時にカーシェアはおすすめです。
また、利用料金にあらかじめ、ガソリン代が含まれているため、別途費用が発生しないのもカーシェアの魅力です。
ただし、初期費用がかかるため、利用するまでに手間と費用がかかります。
カーシェアとレンタカーのメリット・デメリット
カーシェアとレンタカーには、それぞれメリットだけでなく、デメリットがあるのも事実なので、それぞれのメリットとデメリットを具体的に解説していきます。
カーシェアのメリット・デメリット
まず、カーシェアのメリットは以下の通りです。
- 対面手続き不要で、店舗訪問しなくても利用できる
- 借りたい時にすぐに借りられる
- 短い時間の利用なら、レンタカーよりも安い
- 料金にガソリン代などが含まれている
- 利用する直前までキャンセルが無料
対面しなくても登録できるのがカーシェアを代表するメリットとなっており、パーキングさえあれば、借りたい時にすぐに借りることができるため、ちょっとしたお出かけの際にも利用できます。
キャンセル料もレンタカーはかかってきますが、カーシェアであれば、直前まで無料ですので、急に利用ができなくなっても安心です。
続いて、デメリットは以下の通りです。
- 会員費用、登録費用が必要
- 車の種類が少ない
- 乗り捨てることができない
- 車内が清掃されていない
カーシェアは対面での手続きが不要な代わりに、会員費用や登録費用が必要となってきます。
また、車の種類が少ないため、乗りたい車種に乗れないのもデメリットです。
そして、カーシェアは、レンタカーほどしっかりと管理がされていないため、車内清掃が不十分な時があります。
レンタカーのメリット・デメリット
レンタカーのメリットは以下の通りです。
- 月額費用、登録費用不要
- 車の種類が豊富
- 車内清掃がしっかりとされている
- 乗り捨て可能
- 長時間利用はカーシェアの方がお得
レンタカーは、月額費用や登録費用が不要となっており、車の種類も豊富なため、自分の乗りたい車種を選ぶことができます。
また、車は営業所でしっかりと管理されているため、清掃が行き届いており、常に清潔な状態で乗車することができます。
そして、長時間の場合は、カーシェアよりも安くなるのが魅力です。
続いて、デメリットは以下の通りです。
- 営業所に行く必要がある
- 手続きには時間を要する
- 返却時には給油が必要
- キャンセル料が発生する
- 免責は別で加入する必要がある
レンタカーは、利用前に営業所まで行く必要があり、手続きにもそれなりに時間がかかります。
また、カーシェアは、料金にガソリン代が含まれているのですが、レンタカーの場合は、ガソリン代は別で支払う必要があるので注意が必要です。
免責補償も別で加入しなければいけないので、追加で料金がかかります。
6時間以内の利用はカーシェアリングの方が安い!
今回は、カーシェアとレンタカーを比較し、料金面の損益分岐点や使い分けのポイントを紹介しました。
パッと見比べてみると、分単位で利用できるカーシェアの方が安く見えますが、6時間以上使う場合は、レンタカーの方がお得になります。
そのため、ちょっとした買い物など、6時間以内の利用であれば、カーシェアリングの方が安いという結果になります。
▼関東でおすすめのカーシェアリングサービスに関しては以下から
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