バイク免許取得の流れや所要期間、必要なもの一覧まとめ
- 2021.12.01
- 運転免許豆知識
多くの人が憧れるバイク。
自動車にはない爽快感、友達同士のツーリングの楽しみは、やはりバイクにしか味わえない魅力ですよね。
また、昨今はコロナの影響で、「3密」を避ける意味でも、公共交通機関の代わりにバイクでの通勤に切り替える方が増えているようです。
また、バイク免許は普通自動車免許と比べて短期間で取れるというメリットがありますから、普通自動車免許を取った後にバイクに乗りたい方が次に目指す免許としても人気があります。
この記事では、バイク免許の取得方法と、免許別の所要時間と費用、受験資格から免許申請の必要書類まで解説していきます!
バイク免許の取得方法
バイク免許の取得方法は二通りあります。
1つは、指定自動車教習所で教習を受けて取得する場合、2つめは、教習を受けずに、いきなり試験を受けて取得する場合です。
ここでは、この二通りの取得方法について解説していきます。
指定自動車教習所で取得する場合
まず、普通自動車などの免許がなく(いわゆる「免なし」)指定自動車教習所で取得する場合です。
交通法規や安全運転のマナーなどを学ぶ学科教習と、教習所のコースを使って実際にバイクを運転する技能教習とで、知識と技術を学びます。
原付免許以外は、第1段階と第2段階の2部構成。
技能教習の第1段階では基本的な運転操作を身に付けること、第2段階では状況に応じた走行技能や判断の仕方を学習します。
学科教習では、交通法規や安全運転のマナーの他に、応急救護や危険予測ディスカッションなどの授業もあり、すべてのカリキュラムを終えたら卒業検定(技能試験)を受け、合格したら教習は終了です。
続いて運転免許試験場で本試験を受けます。
教習所から交付を受けた卒業証明書を提示することで技能試験が免除されます。
受付を済ませたら適性試験と学科試験を受け、合格した後に運転免許証が交付されるという流れです。
一発試験で取得する場合
一発試験とは、指定自動車教習所を利用せずに、運転免許試験場などで直接試験を受けて免許を取る方法です。
本試験で、適性検査、学科試験、技能試験に合格し、さらに取得時講習、応急救護講習を受講すれば免許証が交付されます。
普通自動車免許を持っている場合
普通自動車免許を持っている場合、第1段階の学科教習が全て免除され、第2段階の学科教習と技能教習も大幅に免除されます。
また、本試験の学科試験も免除されます。
免許別!所要期間と費用
バイクの免許は、全部で7種類あります。
それぞれの免許によって、免許取得までの所要期間や費用が異なりますので、ここでは免許別に所要期間と料金をお伝えしていきます。
※なお、バイク免許取得料金は、普通車の免許の有無で大きく変わってきます。以下では、それぞれ普通車等の免許がない場合の料金目安を記載しています。
原付免許
原付免許は、運転免許試験場などで適性検査、学科試験に合格し、3時間の原付講習で「基本操作」「基本走行」「安全運転の知識」を学べば免許証が交付されます。
つまり、早ければ1日で取得が可能です。
費用は、運転免許試験場の場合、8,050円(試験手数料、免許交付手数料、原付講習手数料)となっています。
※各都道府県によって異なる場合があります。
小型二輪免許(AT、MT)
小型二輪免許には、MT(マニュアル)とAT(オートマ限定)があります。
適性検査、学科教習26時限、技能教習12時限、卒業検定に合格し、運転免許試験場で学科試験、適性試験を受ける事で免許を取得することが可能です。
また、AT限定小型二輪免許は技能教習9時限になります。
最短期間はMTで6日間(38時間)、AT限定は5日間(35時間)です。
費用は、普通車等の免許がない場合、合宿免許が9万円程度、通学プランが12万円程度になります。
また、指定自動車教習所卒業の場合は、この他に免許取得に際して、受験料 1,750円、交付手数料 2,050円の合計 3,800円が必要です。
また、運転免許試験場で一発試験の場合は、次のように合計22,300円が必要となります。
- 受験料:2,600円
- 試験車使用料:1,450円
- 交付手数料:2,050円
- 取得時講習料:12,000円
- 応急救護講習料:4,200円
普通二輪免許(AT、MT)
普通二輪免許にも、MTとATがあります。
普通二輪免許を取得するためには、適性検査、学科教習26時限、技能教習19時限、卒業検定に合格し運転免許試験場で学科試験、適性試験を受けなければなりません。
また、AT限定普通二輪免許は技能教習12時限になります。
最短期間は9日間(45時間)で、AT限定は7日間(41時間)です。
費用は、合宿免許で15万円程度、通学プランで20万円程度です(※普通車等の免許がない場合)。
教習所卒業後の免許取得にかかる費用、運転免許試験場で一発試験の場合の費用は、小型二輪免許と同じになります。
大型二輪免許(AT、MT)
大型二輪免許にも、MTとATがあります。
適性検査、学科教習26時限、技能教習36時限、卒業検定に合格し運転免許試験場で学科試験、適性試験を受けます。
最短期間は13日間(62時間)、AT限定は技能教習29時限で11日間(55時間)です。
費用は、合宿免許・通学プランともに28万円程度です(※普通車等の免許がない場合)。
教習所卒業後の免許取得にかかる費用は同じですが、運転免許試験場で一発試験の場合は、取得時講習料が12,450円になるので、合計22,750円となります。
受験資格
受験可能年齢は、原付免許、小型二輪免許、普通二輪免許が16歳以上、大型二輪免許は18歳以上となっています。
また、適性検査においては、以下の通りです。
- 視力が両眼0.7以上、片眼0.3以上(眼鏡、コンタクト使用可)片目で0.3に満たない場合は、視野が左右150°以上であること。
- 赤・青・黄色の3色が識別できること
- 一般的な日本語の読み書きができ、その内容を理解できること
- 自動車の運転に支障を及ぼす身体障害がないこと
- 10メートルの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえること(補聴器使用可)
教習所の二輪免許に申し込む時に必要なもの
教習所の二輪免許取得申し込みの際に必要なのは次の9点です。
本籍の記載されている住民票1通 | ・マイナンバーが記載されていないもの ・入学時に15歳の方は本籍記載の住民票が必要 ・二輪免許取得希望の方で免許証をお持ちの方は住民票は不要 |
本人であることが確認できる書類 | ・保険証の被保険者証・住民基本台帳カード・旅券等 ・通知カード不可 |
運転免許証をお持ちの方は免許証 | ー |
印鑑 | ー |
メガネ・コンタクトレンズ(必要な方のみ) | ー |
写真(免許証用 3×2.4cm) | ・カラーコンタクト不可 ・(普通二輪・大型二輪は3枚)(連続教習は6枚)(限定解除は2枚) |
教習にかかる費用 | ・クレジットカードやローンが使える教習所もあります |
学生の方は学生証 | ー |
ICカード(PASMO Suica等) | ・携帯端末や電子機器搭載のものは不可 ・教習カードとして使用します ・必要でない教習所もあります |
>>鷹ノ台ドライビングスクールの普通二輪、小型二輪、大型二輪の教習プラン
バイク免許を取ってツーリングに行こう!
ここまで、バイク免許の取得方法や免許別の所要期間と費用などについてお伝えしてきました。
この一覧を参考に、乗りたいバイクの免許を取って、仲間とツーリングに行きましょう!
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