免許を取ったあとの車はどうする?マイカーやカーシェア、カーリースなど、それぞれのメリット・デメリットを検証

免許を取ったあとの車はどうする?マイカーやカーシェア、カーリースなど、それぞれのメリット・デメリットを検証

免許を取った後、みなさんは車を購入を考えていますか?

車を購入する方としない方の両方がいらっしゃると思います。

購入しない方の意見としては、「運転しない」「置く場所が無い」「購入するお金が無い」といったものが挙げられるのではないでしょうか。

一昔前までは、車は自分で購入し保有するもの、という考えが主流でしたが、近年では車のサブスクリプションも一般的になり、自分で持たなくても簡単に車を使えるようになりました。

そのため、車利用の仕方にもさまざまな選択肢が生まれています。

本記事では、車利用の仕方の選択肢として、マイカー、カーシェア、カーリースのメリット・デメリットを比較し、どの車の利用方法が、どんなニーズの方に合っているのかを解説していきます。

マイカーの特徴やメリット・デメリット

マイカーとは、自分で購入し保有する車のことです。

好きな時に車を使えることが大きなメリットですが、購入費、維持費、駐車場費、などで費用がかさむことがデメリットです。

お金が無いことを理由に、車の購入を諦める方も多いのではないでしょうか。

マイカーのメリット

マイカーのメリットは、いつでも好きな時に好きなだけ使えるのが大きなメリットです。

買い物でお米や水、家具といった重いものを楽に運ぶことができ、子どもの送り迎えもさっと行けるため、子どもがいるご家庭では重宝します。

また、バスや電車での移動の場合、バス停や駅まで歩いて向かう必要がありますが、車なら家から目的地まで直接向かうことが出来るので、楽に早く移動が可能です。

また、満員電車に乗ることもないので、感染症の不安がないのも今ならではのメリットと言えます。

マイカーのデメリット

マイカーのデメリットは、とにかくお金がかかるということです。

マイカーに必要なお金は、購入費の他に税金、車検代、維持費、保険料、駐車場費などがあります。

  • 購入費:購入する車種によって異なりますが、150~350万円はかかります。ローンを組むこともできますが、車両費の2~3割程度は前金として必ず必要になります。
  • 税金:購入時に消費税と重量税が、年に1回自動車税または軽自動車税がかかります。
  • 車検代:新車を購入してから3年目、以降は2年ごとに受けなくてはいけません。また、検査費用の他に重量税や自賠責保険料の支払い、保安基準に満たない項目がある場合は修理費用が必要です。
  • 保険料:自賠責保険だけではなく、自動車保険にも入るのが一般的です。月に数千円かかるのが一般的です。
  • 駐車場費:自宅に駐車場が無い場合や、出かけた先での駐車料金もかかります。

カーシェアの特徴やメリット・デメリット

カーシェアはカーシェアリングサービスの略称で、登録を行った会員間で車を共同使用するサービスのことです。

15分からという短い時間から借りることができ、短時間の使用であればレンタカーよりもお得に利用できるという点で、「ちょっと使いたい」というニーズの方に人気のサービスです。

最初に会員登録をしてしまえば、以降は書類手続き不要で、他の人が使ってなければ自由に車を使えます。

使いたい時間を予約して、会員カードやスマホから解錠すれば簡単に乗ることができたり、ガソリンをわざわざ満タンにして返す必要がない手軽さも魅力です。

カーシェアのメリット

カーシェアのメリットは、購入費やガソリン代・保険料といった維持費が一切かからない点です。

代わりに利用料金や月額料金がかかりますが、15分から使用できて、料金相場は150~300円と安めです。

使用しない月は月額料金が発生しない業者もあるので、ちょっと利用したいけどレンタカーほど長く借りるわけではないという方にぴったりです。

また、予約さえ取れれば24時間いつでも使用できるので、マイカーのメリットも含まれることになります。

車検やメンテナンスも業者側でしてくれるので、それもメリットと言えるでしょう。

カーシェアのデメリット

カーシェアのデメリットは、自分の車ではなく、あくまで他の人と共有で使っている車であるという点です。

自分の車ではないのですから、使い終わったら返さなければなりません。

また、長期間借りるとレンタカーよりも割高になってしまうので、長期間使用したい場合はカーシェアとレンタカーの料金比較が必要です。

いつでも使えるというのがカーシェアのメリットでしたが、実際は、予約が取れなければ使用することができません。

他の人が使用している場合は、当然使うことは出来ないわけです。

また、カーステーションに利用したい車種が無い場合もあるでしょう。

このように、他の人とシェアするという不便さが少なからずカーシェアにはあるのです。

また、家や職場などメインで使用したい場所から、車が置いてあるステーションまで遠いと不便です。

カーシェアが近くにあって初めて便利に使えることができます。

>>関東で使えるカーシェアサービス5社の比較してみた

カーリースの特徴やメリット・デメリット

カーリースとは、自分が選んだ新車をカーリース会社が購入し、月々決められた使用料金を支払うものです。

マイカーとカーシェアの違いは、毎月定額を支払って車を借り続けるということです。カーシェアと違って、借りている間は、車を独占利用することができます。

自動車税や自賠責保険なども料金に含まれており、プランによっては車検もコミで行ってくれるので、月々定額の利用料とガソリン代だけで済みます。

自分だけの車になるので、好きな時に好きなだけ利用したいという方におすすめのサービスです。

カーリースのメリット

マイカーのように多額の購入費用を用意したり、ローンを組む必要がなく、月額料金だけ払えば車を独占利用することができるのがカーリースのメリットです。

金銭面で車を躊躇している場合でも、新車をリースすることが出来ます。

また、税金や保険料も料金に含まれているので、特定の月だけ支出が多くなることもありません。

メンテナンス付きのプランなら、車検費用も料金に含まれるので、定額で車を使用することが可能です。

また、マイカーを購入するよりも費用が安く済みます。

なぜなら、月額料金は契約満了時の残価を引いた車両本体価格を、契約月数で割っているからです。

残価とは、購入した車を数年後に下取りとして出した場合の価値のことで、どんな車でも年数が経てば価格は下がります。

一括で購入したり、ローンを組んだりするマイカーよりも安いのです。

ただし、駐車料金や燃料代などは自前で用意しなければならないので、その点はご注意ください。

カーリースのデメリット

契約プランや業者によって異なりますが、カーリースには走行距離の上限が決められています。

1ヵ月あたり500~2,000kmが平均値で、超過した場合には契約終了時にオーバーした分の費用を支払わなくてはいけません。

そのため、長距離走行には向いていないのがデメリットです。

また、残価精算で安くなることがメリットでしたが、当初の想定残価を下回っていた場合には差額を負担する必要があります。

残価精算が必要なオープンエンドと必要でないクローズエンドの2種類の契約方式があるので、回避するにはクローズエンドのカーリースを選びましょう。

さらに、カーリースを中途解約する場合には高額な違約金が発生します。

もし、事故や盗難に遭って車が走行不能になった場合でも違約金が発生してしまうので、もし万が一の時のリスクが大きいと言えます。

一見気軽に見えるカーリースですが、マイカーと同じくらい契約を慎重に検討した方がいいサービスです。

マイカー・カーシェア・カーリースの特徴を4つの基準で比較

マイカー・カーシェア・カーリース、それぞれ特徴が違うため、どういったニーズの方にどのサービスがおすすめなのかは、比較検討してみなければわかりません。

ここからは、マイカー・カーシェア・カーリースを「駐車場」「燃料費」「予約の有無」「街乗り・遠乗り」という4つの基準で比較してみます。

駐車場 燃料費 予約 街乗り 遠乗り
マイカー 必要 必要 不要
カーシェア 必要 必要 不要
カーリース 不要 不要 必要 ×

【比較基準1】金銭面

走行距離や乗車頻度を加味しないと、出費が一番高いのはマイカー、次いでカーリース、一番安いのがカーシェアです。

マイカーには購入費150~350万の他に税金・保険料・メンテナンス費・燃料費などがかかります。

カーリースは月額定額で1~4万円程度、税金や保険料はかかりません。

プランによってはメンテナンス費も必要ないので、燃料費や駐車場代だけで済みます。

カーシェアは15分150~300円、税金・保険料・メンテナンス費・燃料費全てかかりませんが、料金は時間+走行距離で決まることが多く、長時間の利用には向いていません。

【比較基準2】乗車頻度

乗る頻度が高いならマイカーやカーリースが便利でしょう。

いつでも好きな時に利用できます。

一方カーシェアは予約さえ取れればいつでも利用できますが、予約が埋まっている可能性もありますし、ステーションまでいちいち取りに行かなくてはいけないので、乗る頻度が高い場合は不便です。

【比較基準3】走行距離

マイカーなら走行距離をあまり気にする必要はありません。

長距離走っていると売りに出した際に安くなってしまい、1万・5万・10万kmを目安として下取り価格が安くなるようです。

カーリースでは走行距離の上限が決まっており、超えてしまうとオーバー分の料金を支払う必要があります。

また、カーシェアも利用時間+走行距離が料金になっているところがほとんどなので、あまり長時間、長距離走ることはおすすめできません。

長距離走行でかつたまにしか使わないのであれば、レンタカーの方がお得な場合があります。

【比較基準4】街乗り・遠乗り

マイカーもカーシェア、カーリース、それぞれちょっとした街乗りには向いています。

ただし、1時間以内の街乗りをメインにするならカーシェアが断然おすすめです。

月額費用が掛からず、使った分だけ支払うサービスもあるので、よりお得に利用することができます。

一方で、遠乗りは、マイカーが一番おすすめです。

カーシェアは長距離走ると料金が上がりますし、カーリースは走行上限が決まっています。

車を使う頻度が高く、たくさん走る場合は意外にも、マイカーがコスパ最強ということになります。

都市部ならマイカーでなくてもOK!カーシェア・カーリースを利用しよう

マイカー、カーシェア、カーリースのメリット・デメリットを比較してきましたが、車を使いたいときだけ短時間利用するならカーシェア、定額で車を使い放題にしたいならカーリースがおすすめです。

「お金がないから」「駐車場が無いから」と諦めず、せっかく取った免許を利用して、運転に挑戦しましょう!

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