N-BOX(ホンダ)は運転初心者におすすめ?基本スペックやメリット・デメリットを紹介
- 2024.05.28
- カーライフ全般
免許を取得したら最初にどんな車に乗るのか迷う方も多いのではないでしょうか。
ホンダのN-BOXは、若者から大人まで幅広い世代に人気のある車です。
スーパーハイトワゴンという全高が高く作られているタイプの軽自動車となっており、広々としているのが特徴です。
そこで、今回は、ホンダN-BOXは、初心者におすすめできる車なのか、スペックやメリット、デメリットを紹介します。
N-BOXは車両感覚が掴みやすく初心者にも乗りやすい車種
N-BOXは、ホンダが2011年に販売を開始した軽自動車で、車両感覚が掴みやすい車種です。
軽自動車でありながら、車内空間が広々しており、他にも燃費や走行性能が良いのが特徴です。
小さなお子さんがいる世代を中心に人気を集めており、パワースライドドアなど快適に乗車できるグレードなどもあります。
また、すぐに感覚を掴むことができるので、初心者の方でも乗りやすい車種です。
運転初心者がN-BOXに乗るメリット
N-BOXは、その名の通り箱のような形をしていることや、フロントガラスの面積が広いことから、運転に自信のない方や、初心者の方でも、車両感覚が掴みやすいのがメリットです。
また、「人のためのスペースは最大限に、メカニズムは最小に」をコンセプトに作られた車なので、軽自動車にも関わらず、車内が広々としているのもメリットの1つと言えるでしょう。
特に、後部座席は高級セダンより広い空間となっているというのだから、驚きです。
また、ホンダの新開発エンジンを搭載しているので、燃費が良いだけでなく、高速や坂道でもスイスイと走る力強さがあるのもN-BOXならではです。
運転初心者がN-BOXに乗るデメリット
N-BOXは一般的な軽自動車に比べて、価格が高いのがデメリットです。
基本のベースとなる車種がN-BOX G・Honda SENSINGですが、価格は約145万円〜となっています。
グレードを上げたり、オプションを付けたりすると、合計金額が200万円を超えることも珍しくありません。
一般的な軽自動車の価格相場は約86万円〜130万円ほどなので、それに比べると高く、あと少し金額を上乗せしたら普通車も購入できる価格です。
N-BOXの特徴
N-BOXの特徴は以下の通りです。
- 大人4人がゆったり乗れる車室の広さと快適さ
- 内装の質の高さ
- コンパクトながら高い走行性能
- 燃費の良さ
それぞれの特徴を具体的に解説します。
大人4人がゆったり乗れる車室の広さと快適さ
N-BOXは、軽自動車の中でも広々とした空間となっており、大人4人がゆったりと乗れる快適さが最大の特徴と言えます。
軽自動車ながらも広々空間を実現できたのは、「センタータンクレイアウト」という技術が使用されているからです。
「センタータンクレイアウト」というのは、ガソリンタンクを前の席の下に持ってくることで、低床にする技術のことを言います。
つまり、一般的な軽自動車に比べて床を低く設計することで、その分車室空間を広く取ることができているのです。
広々とした空間を確保できたことにより、軽自動車でありながら、大人が4人で乗車しても窮屈にならず、ゆったりと乗れる空間を実現しています。
内装の質の高さ
N-BOXは、外装だけでなく、内装の質も高いのが特徴です。
N-BOXは、2017年にフルモデルチェンジをし、その後2020年12月にビッグマイナーチェンジをしていますが、内装、外装共に質が高くなっています。
また、カスタムをすれば、自分好みに高級感のある内装にすることも可能です。
コンパクトながら高い走行性能
N-BOXは、コンパクトながら高い走行性能が搭載されています。
エンジンは「i-VTECエンジン」を使用しています。
燃費効率を上げるために、エンジンが通常よりもロングストローク化されており、低燃費でありながら高出力を出すことが可能なのが特徴です。
街中でスムーズに走行できるのはもちろんですが、坂道や高速道路など、パワーが必要な場所でも、スムーズに走行することができます。
燃費の良さ
N-BOXは、他の軽自動車よりも力強い走行ができるのにも関わらず、燃費が良いのが特徴です。
NAエンジンとターボエンジンの2つが選べますが、カタログ燃費は次のようになっています。
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費(KM/L) |
N BOX | 2WD | 21.6 |
4WD | 19.4 | |
N BOX CUSTOM | 2WD | 21.5 |
4WD | 19.4 | |
N BOX CUSTON ターボ | 2WD | 20.3 |
4WD | 18.4 |
同じ軽自動車であるダイハツのタントや、スズキのスペーシアには燃費では劣りますが、そういった車種以上の走りができることを考えると、燃費は良いと言えます。
N-BOXの基本スペック
N-BOXは、グレードが多いので、どのグレードを選択すれば良いのか悩んでまう方も多いと思います。
そもそも、まず、それだけ悩める選択肢がある、というのもN-BOXならではと言えるでしょう。
N-BOXにはノーマルとカスタムタイプがあり、以下のようなスペックになっています。
N-BOXの基本スペック
N-BOXグレード | エンジン | トランスミッション | 駆動方式 | 価格(税込) |
G | 660cc DOHC | CVT | FF | 144万8,700円 |
4WD | 158万1,800円 | |||
L | FF | 157万9,600円 | ||
4WD | 171万2,700円 | |||
L・ターボ | FF | 177万8,700円 | ||
4WD | 191万1,800円 | |||
EX | FF | 167万8,600円 | ||
4WD | 181万1,700円 | |||
EX・ターボ | FF | 182万9,300円 | ||
4WD | 196万2,400円 | |||
L コーディネートスタイル | FF | 179万9,600円 | ||
4WD | 193万2,700円 | |||
L・ターボ コーディネートスタイル | FF | 190万9,600円 | ||
4WD | 204万2,700円 |
N-BOX カスタムの基本スペック
N-BOX グレード | エンジン | トランスミッション | 駆動方式 | 価格(税込) |
L | 660cc DOHC | CVT | FF | 178万9,700円 |
4WD | 192万2,800円 | |||
L・ターボ | FF | 198万8,800円 | ||
212万1,900円 | ||||
EX | FF | 189万9,700円 | ||
4WD | 203万2,800円 | |||
EX・ターボ | FF | 203万9,400円 | ||
217万2,500円 | ||||
L コーディネートスタイル | FF | 199万8,700円 | ||
4WD | 213万1,800円 | |||
L・ターボ コーディネートスタイル | FF | 211万9,700円 | ||
4WD | 225万2,800円 |
グレードによってそれぞれトランスミッションや駆動方式などが変わるので、自分に合ったグレードやトランスミッションを選びましょう。
また、自分では分からないという方は、店員さんに相談するのもおすすめです。
Gグレードは安さ重視の人におすすめ
Gグレードは、N-BOXの中で一番価格が安いグレードなので、安さ重視の人におすすめです。
カスタムやターボは選択することはできませんが、Honda SENSINGは標準装備となっています。
また、サイドエアバッグやパワースライドドアもオプションで追加することができないので、注意が必要です。
そのため、装備などはあまり気にせず、安さ重視で選ぶ人はGグレードを検討しましょう。
Lグレードは上質な内装やデザインを求める人におすすめ
Lグレードは、ベンチシート仕様となっており、上質な内装やデザインを求めている人におすすめです。
また、パワースライドドアが左側に標準装備でついているので、ドアの開け閉めがしやすく、スムーズに乗り降りができて便利です。
また、オプションで右側にスライドドアをつけることも可能となっています。
EXグレードは乗り降りのしやすさなどを求める人におすすめ
EXグレードは、乗り降りがしやすいため、小さなお子さんがいる家庭におすすめのグレードです。
このグレードを助手席にスライド量が57cmと大きい、スーパードライシートが装備されているのが特徴です。
前席との距離も調整できるスライドリアシートも搭載されているので、車内の空間を柔軟にレイアウトすることができます。
荷物を積み込む時や、お子さんを乗り降りさせる時など、TPOに合わせて最適な内装状態にカスタムできるのがこのグレードのメリットと言えるでしょう。
N-BOXの燃費性能
N-BOXは、「i-VTECエンジン」を搭載しており、高出力ながら低燃費というのが最大のウリとなっています。
燃費性能は次のようになっています。
エンジン | 駆動方式 | WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
ノンターボ(NA) | FF | 21.2km/L | 18.7km/L | 22.5km/L | 21.6km/L |
ノンターボ(NA) | 4WD | 19.8km/L | 17.5km/L | 21.0km/L | 20.2km/L |
ターボ | FF | 20.2km/L | 17.4km/L | 21.7km/L | 20.7km/L |
ターボ | 4WD | 19.0km/L | 16.6km/L | 20.3km/L | 19.4km/L |
ECONモードが標準で搭載されているので、自動で低燃費走行ができてしまうのも特徴。
燃費が良いとそれだけガソリン代を節約することができるので、ランニングコストも少なくて済みます。
また、高い燃費性能を持っているため、自動車重量税の20%〜50%が減税されるのも嬉しい点です。
免許をとった最初の1台としてN-BOXはおすすめ!
今回は、N-BOXは初心者におすすめできるのか、スペックやメリットデメリットを紹介しました。
結論として、N-BOXは、免許を取得してから1台目に選ぶ車として十分おすすめできる車と言えます。
車内も広々としているので、運転初心者の方でも運転しやすいのがおすすめする最大の理由です。
ただし、価格が軽自動車と普通乗用車の間ぐらいなので、その点だけ要検討と言えるでしょう。
しかし、走行のしやすさや利便性などは軽自動車の中では良い車種なので、免許を取ってから、車の購入を迷っているのであれば、N-BOXは間違いないと言えます。
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