【初めての車】フリード(ホンダ)を選ぶメリットとデメリット【乗りやすい?】
- 2024.07.11
- カーライフ全般
フリードはホンダを代表するコンパクトミニバンの一つです。
今回は、初めて乗る車としてホンダのフリードは良いのか、という視点で、その特徴や乗りやすさ、メリット・デメリットを解説していきます。
フリードってどんな車?
フリードは、コンパクトミニバンと言われ、通常のミニバンよりも一回りサイズが小さいコンパクトなボディサイズが特徴の車です。
6人乗りでありながら、サイズが小さいので運転がしやすく、家族持ちの初心者ドライバーに人気の車種です。
特徴1:6人乗りでも小回りの利くコンパクトなデザイン
フリードは、最大6人乗れるミニバンでありながら、全長4,310mと、5ナンバーのコンパクトなサイズを実現している、「コンパクトミニバン」です。
3列目は多少窮屈さはあるかもしれませんが、両側スライドドアで3列目まで楽に乗れます。
また、最小回転半径は5.2mなので、Uターン時や縦列駐車時などでもハンドルの取り回しがしやすくなっています。
3ナンバーサイズのミニバンは、初心者には大きすぎて扱いにくいことを考えると、フリードは最初のミニバンとしては適していると言えるでしょう。
特徴2:タイヤ角度モニター付きで駐車も簡単
フリードのマルチインフォメーション・ディスプレイには、おおよそのタイヤの切れ角を表示することができます。
これにより、バックで駐車する際に、運転技術に自信がなくても、車体感覚を把握して、安全に止めることが可能です。
特徴3:ハイブリッドモデルもガソリンモデルも燃費がいい
ホンダの公式サイトによれば、「e:HEV」搭載のハイブリッドモデルは、燃費が25.6kmとなっており、燃費優良車2030年度基準を達成しています。
日常走行のほとんどをモーター走行で賄えるうえ、走行シーンに合わせて、EVモードとハイブリッドモードとエンジンモードの3つのモードを自動で切り替え、効率の良い走りを実現しています。
ガソリンモデルも1.5L DOHC i-VTECエンジン搭載で低燃費です。
特徴4:先進の安全運転システム「Honda SENSING」搭載
「Honda SENSING」とは、ホンダ独自開発の安全走行装置です。
広い水平画角のフロントワイドビューカメラと前後8つのソナーセンサーで万が一に備えます。
ソナーセンサーは、壁などに衝突する恐れがある場合に、ブレーキ操作を支援する近距離衝突軽減ブレーキと繋がっており、ガラスも検知する優れものです。
また、アクセルの踏み間違いや踏み過ぎを検知すると、加速を抑制し、音と表示で警告されます。
ただし、どちらもブレーキを踏んでくれるわけではなく、ブレーキを踏むのは、あくまで運転者であることに注意が必要です。
初心者がフリードを選ぶメリット
運転初心者が、初めて乗る車としてフリードを選ぶメリットは、以下の3点です。
メリット1:コンパクトなデザインで運転しやすい
一番のメリットは、6人乗れるミニバンの割にはコンパクトなことでしょう。
フリードは、車幅も1.695mとそんなに広くなく、フロントの視界も水平基調で目線が高く、車両感覚もつかみやすくなっています。
また、側面の水平基調のベルトラインは、側方感覚が掴みやすく、駐車する際にも枠内にピッタリ停めやすくなっています。
ハンドリングについても、アジャイルハンドリングアシストにより、カーブを曲がる際のハンドルの取り回しやすさ、安定感も十分です。
初心者がミニバンに乗るには、このくらいの大きさと性能がちょうどいいと言えるでしょう。
メリット2:安全性能がたくさんついている
「Honda SENSING」をはじめ、安全性能がたくさんついているのもメリットです。
初心者が起こしやすい衝突事故、アクセルの踏み間違いなどをカバーしてくれます。
事故を起こした際にも、エアバッグの作動によりブレーキを自動作動させて減速したり、ストップランプで減速を周囲に知らせたり、自動制御で行ってくれます。
また、車体そのものが、衝突安全設計ボディーになっているのも特徴です。
搭乗者にケガをさせないのはもちろん、相手車両や歩行者に与えるダメージも軽減する独自の技術「G-CON」も採用しているので、いざという時にも安心です。
メリット3:ミニバンにしては安い
ミニバンは、たいていのものが300万以上する3ナンバーなのに対し、フリードは250万円からのグレードもある5ナンバーです。
そのため、事故率の高い初心者でも、あまり抵抗なく乗れると言えるでしょう。
初心者がいきなり高級車を運転するのはおすすめできません。
ぶつかったり、こすったりなど自損事故率が高いことと、下手に緊張するからです。
緊張すると、事故率がよけい増加するのは、さまざまな事故統計から見ても明らかです。
6人乗れるファミリーカーを必要としていたとしても、はじめは安いコンパクトミニバンをおすすめします。
初心者がフリードを選ぶデメリット
運転初心者が初めて乗る車としてフリードを選ぶデメリットは、以下の2点です。
デメリット1:6人乗ると荷物が積めない
フリードは、確かに3列仕様で最大6人乗れますが、3列目の座席は若干狭くなっていて、大柄な人には窮屈でしょう。
さらに、3列仕様で乗ると、後ろの荷室のスペースがほとんどない状態になってしまい、6人分の荷物はとても乗せられません。
乗る人が、自分の荷物を膝に乗せて乗ることをイメージしないと、荷物は持っていけないでしょう。
したがって、6人プラス大きな荷物(たとえばスキー板やサーフボード、大きなスーツケースなど)を乗せたいと思う人には向いていないと言えます。
デメリット2:ナビが標準装備されない
フリードは、どのグレードでもナビやディスプレイオーディオが標準装備されていません。
もちろん、オプションで付けることはできますが、ディスプレイオーディオが9万3500円、カーナビが14万5200円~29万2600円と、かなりの金額的な負担になります。
ただし、ホンダの純正品でないカーナビやオーディオシステムを搭載したい方には、元々ついていない方がカスタマイズしやすいと言えるかもしれません。
フリードは初めての車としても乗りやすい!
ここまで、フリードの特徴や、初めて乗る車としてのメリット・デメリットを解説してきました。
フリードは、ミニバンながらコンパクトなデザインで、小回りも効いて操作しやすく、安全性にも優れています。
価格帯は、ライバルのシエンタと比べるとちょっと高額ですが、ミニバンとしては安く、手が届きやすいと言えるでしょう。
初めて乗る車としては、ちょうどいい車と言えるので、おすすめです。
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