初心者ドライバーが初めての高速道路を運転する際の注意点

初心者ドライバーが初めての高速道路を運転する際の注意点

初心者ドライバーが、初めて高速道路を運転する際はとても緊張するものです。

教習所では高速教習が義務付けられていますが、近くに高速道路がない場合や渋滞が慢性化しているような場合はシミュレーターを使った教習が行われるため、本当に初めてという方もいるはずです。

そこで今回は、初心者ドライバーが初めて高速道路を走るときの注意点について詳しく解説します。

注意点1:事前準備はしっかりと行う

初めて高速道路を運転するときに不安があるのは当然です。

不安を少しでも和らげるために次のような事前準備をしっかりと行うようにしましょう。

燃料の残量をチェックする

高速道路を走る前には燃料の残量をチェックしておきましょう。

目的地までの往復に必要な燃料が十分に入っていることが必要です。

また、併せてエンジンオイルや冷却水の残量も確認しておくことをおすすめします。

タイヤの空気圧をチェックする

高速道路を走行する前にはタイヤの空気圧もチェックしておきましょう。

ガソリンスタンドで給油する際などに空気圧の測定ができます。

また、空気圧計は比較的安価で販売されていますので、購入しておけば自宅で簡単にチェックすることができます。

ETCカードをセットする

ETCカードを利用する場合は、出発前にETC車載器にETCカードをセットしておきましょう。

エンジンを始動してETCカードを挿入した後に、ETC車載器のインジケーターが点灯して利用可能の音声案内がされれば準備完了です。

目的地までの経路を確認しておく

最近では目的地までのルート案内はナビを使うことが多いのですが、走行中に慌てないためにも、事前に「どこで乗るのか」「どこで降りるのか」を確認しておきましょう。

また、高速道路を走行中にトイレ休憩をすることなどを考えて、途中のサービスエリアやパーキングエリアも確認しておくようにしましょう。

注意点2:高速道路への進入・合流は余裕を持って行う

高速道路を走るためには、高速道路に進入して合流しなくてはなりません。

初心者にとってはこれがとても心配なのですが、安全に進入して合流するためにはコツがあります。

利用予定の高速入り口が進入・合流しにくいところでないかどうかをGoogleMapなどを使って確認しましょう。

もし、カーブなどがあって見通しが悪いような場合は、別の入り口に変更した方が良いかもしれません。

実際に進入・合流する際のポイントは次の通りです。

  • 高速道路への進入路に先行車がいるときは車間距離を十分にとる
  • 加速車線で右側のウインカーを出して、本線を走行中の車に知らせる
  • ドアミラーで本線の車の流れを確認し、どの車の後ろに合流するかを決める
  • 目標の車の後に合流できるように加速し、緩やかなハンドル操作で合流する
  • 合流後は速やかにウインカーを戻す

ポイントを押さえて落ち着いて運転すれば、進入・合流も安全に行うことができます。

注意点3:走行中は速度と車間距離に注意する

高速道路では法定速度を守り、前の車との車間距離を保って走行するようにしましょう。

速度は100km/h、最低速度は50km/hですが、標識で指定されている場合はそれに従います。

必要な車間距離は速度によって変わりますが、前の車が急停止しても安全に止まれる距離です。

100km/hで走行している場合は約100m必要と言われていますが、安全を考えて100m以上の車間距離を取ることが望ましいでしょう。

注意点4:追い越しは余裕を持って行う

高速道路では走行車線を走ることが基本ですが、前の車が遅すぎる場合は追い越しをすることも必要です。

高速道路には走行車線と追い越し車線があるため、追い越しする際は追い越し車線への進路変更しましょう。

次のような手順で追い越しをします。

  • ルームミラーやドアミラーで追い越し車線を走る車がいないことを確認する
  • 右のウインカーを出して車線変更の合図をする
  • 緩やかなハンドル操作で車線変更をする
  • 車線変更後は速やかにウインカーを戻して、一気に追い越しをする
  • 追い越し完了後、左のウインカーを出して車線変更し、元の走行車線に戻る
  • 車線変更後は速やかにウインカーを戻す

追い越し時は車間距離を十分に保ち、余裕を持って行います。

交通量が多い場合や、天候・道路状況が悪いときは、追い越しを控えるのが無難です。

また、追い越し車線を長時間走行することは避け、必要なときのみ走行するよう心がけましょう。

注意点5:トンネルではライトを点灯する

高速道路に限りませんが、トンネルでは必ずライトを点灯しましょう。

点灯することによって、前方の視認性が良くなり、前後の車に自車の存在を伝えることができます。

注意点6:長時間の運転は避け、適度に休憩をとる

運転に慣れた人でも高速道路の運転には気を使います。

まして高速道路が初めての人であれば、緊張などで想像以上に気が張っているはずです。

長時間連続で運転することは避けて、サービスエリアやパーキングエリアで適度な休憩を取るようにしましょう。

高速道路は余裕を持って運転すれば安心!

今回は、初心者ドライバーが初めて高速道路を走る際の注意点などについて解説しました。

誰でも初めての時は緊張するものですが、事前に燃料の残量やタイヤの空気圧を確認しておけば心配の種が減ります。

また、ETCカードを使える状態にセットしておいたり、走行経路を事前に確認しておけば慌てることもありません。

事前準備をしっかり行っていれば気持ちに余裕ができますので、高速道路も安心して運転できるはずです。

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