フィット(ホンダ)を初めての車に選ぶのはアリ?初心者にとってのメリットやデメリットを紹介
- 2024.04.17
- カーライフ全般
フィット(ホンダ)は、2001年6月に発売開始されたコンパクトカーです。
2020年2月にフルモデルチェンジして4代目となる新型モデルが発売されましたが、20年たった今でも人気の高い車として知られています。
運転免許証を取ったばかりの人が初めての車として、フィット(ホンダ)を選ぶのはアリなのでしょうか?
今回は、フィット(ホンダ)の初心者にとってのメリットやデメリットについて詳しく紹介します。
フィット(ホンダ)を初めての車に選ぶメリットとは?
フィット(ホンダ)を初めての車に選ぶメリットは次の5つです。
メリット1:燃費性能が高い
フィットは、WLTCモード燃費値は30.2km/Lと、燃費性能が高い車種です。
国土交通省の報道資料「自動車の燃費ランキングを公表します!(2023年3月31日発表)」によれば、国内で販売されている普通・小型自動車部門において、フィット(ホンダ)は5位を獲得しています。(※1)
燃費性能が高い理由として、ハイブリッドモデルには「e:HEV」を搭載していることが挙げられます。
「e:HEV」とは、日常のほとんどのシーンではモーターで走行し、エンジンの方が効率が良い高速道路などではエンジンで走行する仕組みです。
このような仕組みを利用することにより、フィットは高い燃費性能を実現しているのです。
※1:国土交通省「自動車の燃費ランキングを公表します!」
メリット2:コンパクトボディで小回りが利く
フィット(ホンダ)は、小回りが利くため、狭い路地の走行や駐車をしやすいのが特徴です。
全幅が1,695cmとなっているため、初心者が気を遣う立体駐車場の出し入れも楽々です。
運転免許を取得したばかりの初心者や運転が苦手な方にとって、運転しやすい車といえるでしょう。
メリット3:車内空間が広くゆったり乗れる
フィット(ホンダ)は、多くのコンパクトカーの中でも、特に車内空間が広々としていることが特徴です。
ホンダ独自の特許技術「センタータンクレイアウト」によって、ゆったりとした後部座席を実現しています。
室内の高さは、ライバル車のアクア(トヨタ)の1,190mmとノート(日産)の1,240mmよりも高い1,260mmとなっています。
コンパクトカーの中でも一番室内が高いので、後部座席に座っても圧迫感を感じることはありません。
メリット4:安全運転をサポートする技術が数多く搭載されている
子育て世帯などのファミリー層にとって重要な安全運転をサポートする技術も数多く装備されています。
たとえば、他車や歩行者との衝突を回避してくれる「衝突軽減ブレーキ」、不注意による急な後退を防止してくれる「後方誤発進抑制機能」などが搭載されています。
これらは、安全運転支援システム「Honda SENSING」として全てのフィット(ホンダ)に標準装備されている技術です。
また、信号待ちなどの停車中に、ブレーキペダルから足が離れた場合にも停車状態が続く「オートブレーキホールド機能」、急な坂道発進時に車の後退を約1秒間抑制する「ヒルスタートアシスト機能」なども装備されています。
このような安全運転支援システムにより、初めて車を購入する方でも安心して運転することが可能になっています。
メリット5:荷室が広いから積み下ろしが楽にできる
フィット(ホンダ)は、荷室が広く高さも十分にあるため大きな荷物でも楽に積み下ろしができます。
ライバル車のアクア(トヨタ)の荷室容量は278L、ノート(日産)は340Lですが、フィット(ホンダ)は427Lという圧倒的な広さを誇っています。
十分な広さの荷室が確保されているため、予想以上の荷物を積むことができます。
メリット6:静かで揺れが少ない
フィットは、コンパクトカーなのに高い走行性を備えており、静かで揺れが少ない乗り心地も特徴です。
フィットには、ハイブリッド車とガソリン車が用意されており、それぞれの良さを引き出すエンジンが搭載されています。
どちらも坂道や高速道路で力強い走りをしますが、燃費性能が高く静粛性に優れています。
フィット(ホンダ)を初めての車に選ぶ際にデメリットとなることは?
フィット(ホンダ)を初めての車に選ぶ際のデメリットは、主に次の2つです。
デメリット1:ハイブリッドモデルの価格が高い
フィット(ホンダ)には、ガソリンモデルとハイブリッドモデルがあります。
ガソリンモデルには大きく2つのグレードがあり、それぞれ2WDと4WDがあります。
また、ハイブリッドモデルには3つのグレードがあり、それぞれ2WDと4WDがあります。
具体的な価格は下表の通りです。
グレード | 価格 | ||
---|---|---|---|
2WD | 4WD | ||
ガソリンモデル | BASIC | 162万円 | 182万円 |
HOME | 186万円 | 206万円 | |
ハイブリッドモデル | e:HEV BASIC | 203万円 | 223万円 |
e:HEV HOME | 221万円 | 242万円 | |
e:HEV RS | 241万円 | – |
ガソリンモデルの価格に比べてハイブリッドモデルの価格は30~40万円程度高くなっているのが特徴です。
トヨタのコンパクトカーのヤリスにもハイブリッドモデルがありますが、その2WDの価格は204~229万円なので、それと比較しても若干高額となっています。
デメリット2:収納面で不便な点が多い
フィット(ホンダ)には収納面で不便な点が多いという一面があります。
フィット(ホンダ)の室内には、いくつかの細かい収納がありますが、それぞれの大きさに余裕がありません。
また、助手席側や後部座席のアームレストにはドリンクホルダーがありません。
フィット(ホンダ)はコンパクトカーの中ではトップクラスの室内空間の広さを誇ってはいますが、ボディサイズは大きくないため、収納に余裕を持たせることができなかったと考えられます。
フィット(ホンダ)はこんな人におすすめ!
フィット(ホンダ)をおすすめしたいのは、次のような人です。
・小さい子どもがいる家庭
車内空間が広くてシートアレンジができます。
たとえば、助手席と後部座席を倒した「ロングモード」、後部座席を跳ね上げた「トールモード」など、状況に合わせたシートアレンジができます。
後部座席が広いためチャイルドシートなどの設置がしやすくなっています。
・運転に自信がない人
小さなボディなので小回りが利き、前後左右ともに視界が良く、狭い道でも運転がしやすいです。
安全運転サポート機能が搭載されているため運転しやすい車になっています。
フィット(ホンダ)は初めて車を買う人におすすめのコンパクトカー!
この記事では、フィット(ホンダ)のメリットやデメリットについて紹介しました。
初めて車を購入する方の中でも特にフィットをおすすめしたい人は、「小さい子どもがいる家庭」と「運転に自信がない人」です。
日常使いとしてもお出かけの際にも運転がしやすく、室内空間も荷室も広々として乗り心地も抜群です。
初めて車を買う人におすすめできるコンパクトカーです。
関連情報:初めての車におすすめの車10選
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