ドライブレコーダーの活用方法とメリットとは?おすすめ製品も紹介

ドライブレコーダーの活用方法とメリットとは?おすすめ製品も紹介

ドライブレコーダーはドライブ中の状況を録画するものです。

最近ではあおり運転を防止したり、事故の状況を把握したりする目的で多くの方がドライブレコーダーを付けるようになりました。

最近のドライブレコーダーには様々な機能が付いているので、事故の時に役立つものだけではありません。

今回はドライブレコーダーの活用方法と、導入するメリット、おすすめのドライブレコーダーについてご紹介します。

ドライブレコーダーの基本的な機能

ドライブレコーダーとは、事故などの大きな衝撃が加わったとき、前後十数秒間の車両の前方方向の映像や、音声を記録する車載機器のことです。

事故が起きた時の時刻、位置、加速度などを記録できるため、ドライブレコーダーの映像を見直すことで交通事故の詳細な状況を簡単に、かつ客観的に分析することができます。

また、衝撃に関わらず常時運転を録画するタイプもあります。

常時録画するドライブレコーダーは最新の映像を録画し続けるのがメリットです。

ドライブレコーダーは主にカメラと記録装置から作られています。

主流なのはカメラと記録装置が一つになった、カメラ一体型。

他にもカメラと記録装置が別になっているカメラ分離型のものがあります。

フロントガラスに吸盤で貼り付けるタイプ、カメラのみをダッシュボードに取り付けるタイプ、ルームミラーに取り付けるタイプなど、さまざまなドライブレコーダーが販売されています。

ドライブレコーダーの活用方法

ドライブレコーダーには事故の様子を録画する他にも活用方法があります。

その他の活用方法についてご紹介します。

<1>録画映像を見て運転者の運転特性を把握する

記録された映像を見て、運転者がヒヤリハットの場面や、交通事故につながりかねない危険な運転行動を客観的にかえりみることができます。

運転中は運転に集中しているため、自分の癖や特性がわからないままになっていることが多々あります。

自分の癖や特性がわからないまま運転している場合、録画映像を見ることで、自分の運転は安全なのかどうかを確認することが可能です。

運転に慣れない初心者から、運転に慣れてきて癖が付いてしまった時期の方に試していただきたい活用方法です。

<2>景色を家族や友人と共有する

運転中はカメラで風景の写真を撮ることができませんが、ドライブレコーダーを使えば自動的に景色を撮影・保存することが可能です。

Wi-Fi機能搭載のタイプならその場でスマホに撮影した写真を転送できるので、家族や友人と共有したり、SNSにアップしたりすることができます。

綺麗な景色を撮るコツは、フルHD以上の解像度のタイプにすることです。

ドライブレコーダーの画像は1時間ほどで上書きされてしまうので、SDカードを複数用意して、撮りたい景色の場所についたらSDカードを交換するのがおすすめです。

<3>従業員の評価基準とする

ドライブレコーダーの機能の一つに「運転診断機能」というものがあります。

運転診断機能とは、ブレーキや停止、ハンドル操作と言ったドライバーの運転技術を診断し、診断結果をグラフ化してレポートにすることができる機能です。

実際に運送業では運転評価基準を設けるためにこの機能が使われています。

映像だけでは運転評価の基準が設けづらいですが、レポートにして見える化すれば、客観的にドライバーの運転技術を評価することが可能です。

ドライブレコーダーを導入するメリットとは?

ドライブレコーダーを導入するにあたって、いくつもメリットがあります。

メリットを解説していきます。

メリット1:事件や事故を防止できる

ドライブレコーダーに録画された映像を見ることで、自分の運転技術を客観的に見ることができます。

「ここは危なかった」「この運転の仕方は良くない」など、客観的に見て反省することができるので、安全運転に対する意識を向上させ、交通事故に遭うことを防止できます。

また、ドライブレコーダーが付いていることを周りに周知することで、監視カメラと同じような原理で事件に遭う確率を下げることができます。

メリット2:事故の証拠を確保できる

ドライブレコーダーのメインの役割は事故の記録を撮る事です。

記録を撮る事で事故に遭ったときに、何が原因だったのかを明確にすることができます。

交通事故に遭ったとき、裁判所は運転者の供述等の人的証拠よりも、警察作成の実況見分調書や自動車の損傷痕等の客観的証拠を重視する傾向があります。

ドライブレコーダーの録画映像は事故発生時の道路状況を機械的に録画したものなので、証拠価値は極めて高いです。

メリット3:自分に非がないことを証明できる

事故発生時、当事者の意見が食い違うこともあるでしょう。

例えばどちらも「青信号だった」と意見することがあるかもしれません。

当事者の意見が食い違った時にドライブレコーダーの録画があれば、実際はどちらが青信号だったのかわかるだけでなく、自分が嘘をついていないことを証明できます。

メリット4:安全意識を高められる

ドライブレコーダーには運転中の全てが録画されます。

自分が正しいことをしていれば事実として録画されますが、間違ったことをすればそれも事実として録画されてしまいます。

そのため、ドライブレコーダーで運転を録画することは安全意識を高めることにつながります。

メリット5:安全運転のサポートにつながる

ドライブレコーダーには次のような安全運転支援機能が搭載されたモデルも販売されています。

  • 前の車両が発進したことをお知らせする機能
  • 前方車両と接近し過ぎた時にお知らせする機能
  • 車線からはみ出した時にお知らせする機能
  • 速度を出し過ぎた時にお知らせする機能

最新のモデルの車にも搭載されている機能ですが、ドライブレコーダーにもこの機能が付いています。

より安全運転のサポートに繋がっています。

メリット6:業務効率化に繋がる

ドライブレコーダーにはGPS機能を持ち合わせたモデルもあります。

管理者はインターネット経由で各車両の位置情報を確認することができます。

現在の車両情報をリアルタイムで確認することができるので、お客様の所へ一番近くの車両を向かわせることができます。

また、ドライブレコーダーが撮影している映像をリアルタイムで確認することができるので、到着に遅れた車がある場合、映像を確認することで道路が混雑しているなどの理由を確認することが可能です。

このようにドライブレコーダーは業務の効率化にもつなげることができます。

ドライブレコーダーの種類と選び方

ドライブレコーダーにも様々な種類がありますが、大きく分けて本体タイプと記録方法がそれぞれ違います。

自分に合った本体タイプ、記録方法を選びましょう。

本体タイプ

本体タイプは一体型、セパレート型、ミラー型があります。

一体型は比較的リーズナブルで、カメラと本体(記録装置)が一つにまとまっています。

設置場所が一カ所にまとまるため、前方の視認性がよくなります。

一方で、セパレート型はカメラと本体が分かれているタイプです。

カメラが小さく、あまり目立たないように設置できるので、フロントガラスに貼り付けても視界を妨げにくくなっています。

ミラー型は、既存のルームミラーに取り付けるタイプのドライブレコーダーです。

ルームミラーに被せるように設置でき、視界を妨げないのが魅力です。

そのままルームミラーとして使用することもできます。

それぞれの特徴は以下の通りです。

本体タイプ 特徴
一体型
  • 比較的リーズナブル
  • カメラと本体が一つのボディに収まっている
  • シガーソケットから電源を取るモデルが多く手軽に取り付けできる
セパレート型
  • サイズがコンパクト
  • カメラが小さくあまり目立たない
  • 取り付けが難しいためカー用品店に依頼する必要がある
ミラー型
  • 既存のルームミラーに取り付けるタイプ
  • 取り付けが簡単
  • ルームミラーとして使用もできる

記録方法

記録方法には、常時記録型、衝撃感知型、ハイブリッド型があります。

常時録画型は車両の動作に関係なく、エンジンを入れてから切るまでの映像が記録されます。

一方で、衝撃感知型は事故などの衝撃を受けた時に前後の一定期間の録画を取るものです。

事故に備えて録画を取るときにはこのタイプで良いですが、あおり運転の証拠を取ることはできません。

ハイブリッド型は、常時記録型と衝撃感知型の両方を取り入れた記録方法です。

基本は衝撃感知型ですが、あおり運転を受けたときなど、スイッチを切り替えることで常時記録型に切り替えることができます。

それぞれの特徴は以下の通りです。

記録方法 特徴
常時録画型
  • 車両の動作に関係なく連続して録画する
  • 消費電力が多い
  • 映像は上書きされるので、長時間録画したい場合は大容量SDカードを使用する
衝撃感知型
  • 事故などの衝撃を受けた時に録画する
  • 消費電力が少ない
ハイブリッド型
  • 基本は衝撃感知型
  • スイッチで常時録画型に切り替えられる

おすすめのドライブレコーダー3選

ここからはおすすめのドライブレコーダー3つをご紹介します。

【1】コムテック HDR752G

コムテックは日本製のドライブレコーダーを販売している会社です。

3年の保証がついているのでもしもの時も安心です。

HDR/WDRで白飛びや黒潰れ、逆光にも強いので、夜間も前方車のナンバープレートまでしっかりと録画することが可能です。

視野角168°の超広角レンズを採用しているため前方左右が大幅に見やすくなっています。

【2】セルスター工業 CS-91FH

セルスターは日本製、国内自社工場生産のドライブレコーダーで、3年の保証が付いています。

従来のない飛び上ンに比べて、夜間走行・トンネル内などの暗い環境やスモークガラス(リア)でもノイズの少ない鮮明な映像を記録できます。

前方、後方ともにフルハイビジョンで撮影するので、細部までくっきりとした映像で録画できます。

【3】コムテック HDR204G

コムテックHDR204Gはパソコンなどで使用されているファイルシステムに比べて、microSDカード内データの断片化が起こりにくいファイルシステムとなっています。

そのためmicroSDカードを定期的にフォーマットせずに使用することができます。

大容量32GB microSDが付属してくるので長時間録画することが可能です。

また、最大128GBのmicroSDカードにも対応しているため、長時間録画をしたいという方におすすめです。

ドライブレコーダーを導入して事故や危険に備えよう!

ドライブレコーダーの活用方法やメリット、種類と選び方などについてご紹介してきました。

ドライブレコーダーはもしもの時に自分を守る証拠品になります。

ドライブレコーダーを導入して、事故や危険に備えておきましょう。

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