【保存版】運転初心者が苦戦する駐車の攻略法を駐車場の特徴別に紹介【慣れるまで何度も見返そう】

【保存版】運転初心者が苦戦する駐車の攻略法を駐車場の特徴別に紹介【慣れるまで何度も見返そう】

運転初心者が苦手としやすい操作の一つに駐車があります。

土地面積が狭い日本はバック駐車がほとんどですが、縦列駐車や前向き駐車、直角駐車をする必要がある場合もあります。

特にバック駐車や縦列駐車、直角駐車は、内輪差・外輪差や車両感覚が掴めていないと一回で駐車するのは難しいものです。

そこでこの記事では、駐車場の特徴別に攻略法をご紹介していきます。

運転初心者が苦戦する運転No1は駐車

運転初心者が苦戦する代表的な運転技法に「駐車」があります。

苦手な技能は、「駐車」29%、「バック」26%、「合流」19%で、「駐車」がトップとなりました。※1

このアンケート結果から、どんな運転歴を持つ方でも駐車を苦手とする人が多いことがわかります。

一般ドライバーでも苦手な方が多い駐車ですが、攻略法やコツなどを知っておけば克服することは可能です。

まずは基本を押さえて駐車を攻略していきましょう。

【基本のき】運転初心者が知っておきたい!駐車施設・シーンごとの基本ルールと注意点

身近における様々な駐車シーンでは、それぞれにルールや注意すべきポイントが存在します。

最初に基本的な駐車のルールや注意点を知っておけば、システムがわからずに焦ったり、人の多さに慌てたりすることなく、冷静に駐車することが可能です。

駐車施設やシーンごとの基本ルールと注意点について見ていきましょう。

施設別の基本ルールと注意点

施設別の駐車に関する基本ルールと注意点は以下の通りです。

コンビニ・スーパーでの駐車

コンビニやスーパーの駐車場は、絶えず車や人が出入りします。

実際に、突然カートを押す人が飛び出してくることもあるため、心に余裕を持って駐車することが大切です。

駐車後はミラーを使って周囲をよく確認し、ドアを開けるときも他の車や歩行者にぶつからないように注意しましょう。

コンビニやスーパーの駐車場では短時間で駐車することが求められますが、一発で駐車できなくても焦らず切り返しをすることが大切です。

ショッピングモールでの駐車

ショッピングモールの広い駐車場は、初心者ドライバーにとって理想的な練習場所です。

広々としている分、比較的のびのびと車を動かすことができるため、駐車に慣れる絶好のチャンスと言えます。

ショッピングモールの駐車場はある程度人通りがあるため、周囲の車や歩行者の動きに注意を払うことが重要です。

特に出庫する時は横断車がいないか注意しながら進みましょう。

立体駐車場での駐車

立体駐車場では、高さ制限に注意が必要です。

一般的に、高さは2.1メートル以下に設定されており、大型SUVや荷物の積載状況によっては制限を超えることもあるため確認が必要です。

また、駐車スペースはその駐車場の設計ごとに異なり、車両同士の間隔や通路幅が限られているため、狭いスロープを通る際にはスピードを落として運転をする必要があります。

駐車後は必ずサイドブレーキをかけ、車が動かないように固定しましょう。

路上駐車場での駐車

路上駐車場に車を駐車したあと、パーキングメーターが車両を感知したことを確認し、手数料を入れて利用をはじめます。

利用できる時間や料金は、地域や設備によって異なるため、表示をよく確認しましょう。

また、路上駐車場は駐車禁止標識や時間制限がある場所も多いため、標識の有無をしっかりチェックすることが大切です。

時間外に駐車することは違反となる場合があるため注意しましょう。

コインパーキングでの駐車

コインパーキングには、主にロック式とゲート式、前払い式の3つのタイプが存在します。

ロック式のコインパーキングでは、駐車枠内に車を駐車したら課金が開始され、ゲート式のコインパーキングではゲートをくぐり場内に入った時点で課金が開始されるシステムです。

前払い式のコインパーキングは駐車後すぐに場内の精算機で支払いを済ませます。

料金体系は各コインパーキングによって異なり、「最大料金」の適用条件が分かりにくい場合もあるため、入庫前に看板で確認することが大切です。

また、時間帯によって料金が異なる場合があるため、駐車時間には注意しましょう。

出庫時には精算機で料金を支払ったあと、周囲をよく確認して発進しましょう。

駐車シーン別の基本ルールと注意点

駐車シーン別の基本ルールと注意点は以下の通りです。

混雑する駐車場での駐車

混雑する駐車場では前後左右から来る車に焦ってしまいがちですが、冷静に駐車することが大切です。

空いているスペースを見つけたら周囲をよく確認し、後続車がいる場合はハザードランプをつけて意思表示をしましょう。

駐車する時はゆっくりと確実にスペースに入れていきます。

バックで駐車する時は、バックミラー・サイドミラーを活用し、余裕を持った操作を心がけましょう。

無理に早く動こうとせず、落ち着いて駐車することが成功の秘訣です。

夜間・暗い場所での駐車

夜間や暗い場所で駐車する際は、車のヘッドライトやハザードランプを活用して周りを照らし、見えないことで生じる事故などのリスクを減らすことが大切です。

暗い中ではサイドミラーやルームミラーの視界も制限されがちなので、目視で安全確認を行います。

さらに、後退する時はゆっくりと、いつでも止まれるスピードを保つことが大切です。

目立たない場所に人や障害物がいることを想定して、慎重な運転を心がけましょう。

雪・雨天で視界が悪い日の駐車

雨や雪など、視界が悪い場合の駐車は、通常以上に注意が必要です。

バックカメラが見づらくなるため、特にサイドミラーでの確認を徹底しましょう。

また、暗い駐車場では歩行者や障害物が見えにくくなるため、速度をより落として慎重に駐車することが大切です。

【具体的な操作編】運転初心者が苦戦する駐車の攻略法

駐車場の特徴ごとに駐車技法の種類は主に以下の5つに分けられます。

  • 前向き駐車
  • 左バックの駐車
  • 右バックの駐車
  • 縦列駐車
  • 狭い場所での直角駐車

それぞれの攻略法を見ていきましょう。

前向き駐車

都内ではあまり見かけませんが、まれにコンビニなどでは「前向き駐車でお願いします」という指示がある店舗があります。

また、地方のショッピングモールなどの広い駐車場では、前向き駐車をするケースもよくあります。

前向き駐車は、バック駐車や縦列駐車、直角駐車と比較すると難易度は低めですが、小回りしすぎると後輪が隣の車にぶつかることがあるため注意が必要です。

前向き駐車の攻略法は、少し大きく回って駐車することです。

たとえば、右に入れる時は、まず左に少しハンドルを切って、少し膨らんでから右にハンドルをめいっぱい切って駐車スペースに入れます。

車が駐車スペースの両脇の白線に対して真っ直ぐになったら、ハンドルを戻して直進し、停止します。

駐車スペースの真ん中に入れなかった場合は、バックして微調整し、入れ直しましょう。

右バックの駐車

運転初心者の方は左バックよりも右バックの方が駐車しやすいことがあります。

なぜなら、右バックの場合は窓から顔を出して直接後方を確認できるからです。

個人の得て不得手もありますが、もしも選択肢がある駐車場であれば、まずは運転席の右側にある駐車スペースを利用してみましょう。

右回りのバック駐車は、左回りと逆で、運転席から真横に駐車スペースの右側の線が見えたら、左にめいっぱいハンドルを回します。

そして、駐車スペースに対する角度が45度になったら一旦停止し、ギアをバックに入れて、今度はハンドルを右にめいっぱい回してバックします。

この時、アクセルは踏まずにブレーキの調節だけでバックしましょう。

左右のサイドミラーを見ながら白線の位置を確認し、車体が駐車スペースに対して真っ直ぐになったら、ハンドルを元に戻します。

この時、左右のスペースに差があれば一度前進して微調整しましょう。

左バックの駐車

左バックの駐車の難しい点は、直接左後方を確認できない点です。

サイドミラーでしか位置感覚を把握できないため、サイドミラー越しで距離感を掴むことに慣れていない運転初心者の中には苦手と感じる方もいるようです。

しかし、左バックの駐車であっても以下のような攻略法を掴めば慣れていくことができます。

バック駐車のコツは、最初にどの位置でハンドルを回すかにかかっています。

左回りのバック駐車の場合、駐車スペースを少し通り過ぎて運転席の真横に駐車スペースの左側の線が見えたところで、右に切って前進します。

そして、駐車スペースに対する角度が45度になったところで一旦停止し、ギアをバックに入れて、今度は左にめいっぱいハンドルを回します。

バックする時は、オートマであればアクセルを踏まずに、ブレーキの調節だけでスピード調整を行うとスムーズです。

左右のサイドミラーで白線を見て、車体が駐車スペースに対して真っ直ぐになったらハンドルを戻してバックします。

駐車スペースの真ん中に入らなかったら一旦停止し、前進して微調整しましょう。

縦列駐車

縦列駐車する時は、十分にスペースがあるかどうか確認します。

具体的には、縦列駐車には駐車する車の1.5倍のスペースが必要と言われています。

特に運転初心者の方はできるだけゆったりとしたスペースに駐車するように心がけましょう。

十分なスペースが確保できたら、駐車するスペースの前に駐車している車の横に、1mほどの間隔を空けて平行に停車します。

この時、両車のサイドミラーの位置が同じになるようにしましょう。

ギアをバックに入れて、ハンドルを左にめいっぱい回してから、ブレーキで調節しながら、ゆっくりとしたスピードでバックします。

後ろの車が全体的に右のサイドミラーに映ったら、そこで一旦停止しましょう。

そこでハンドルを元に戻し、タイヤを真っ直ぐにしてからもう一度バックします。

右の後輪が駐車枠にかかった辺りで、また停止します。

そこから今度はハンドルを右にめいっぱい回してバックします。

前方をよく見て、自分の車の左前と前に停まっている車の後方がぶつからないよう、注意しましょう。

車が駐車スペースに対して真っ直ぐになったらハンドルを元に戻し、少し前進して、後ろの車が出られるスペースを空けて、停めます。

狭い場所での直角駐車

狭い場所で、45度の角度をつけて前進する余裕がない場合は、そのまま駐車スペースを通り過ぎ、2つ隣の車の前まで前進します。

そこから、ハンドルを右または左にめいっぱい回してバックし、車体が駐車スペースの白線に対して平行になったら、ハンドルを戻し、じわじわとバックします。

左の後輪が駐車スペースの左前の角に入るように調節するとスムーズに駐車することが可能です。

この時、もし真っ直ぐになる前に隣の車とぶつかりそうであれば、ハンドルを元に戻して前進し、切り返しましょう。

駐車スペースの真ん中に真っ直ぐになったら、ゆっくりバックして停めます。

運転初心者が押さえておくべき駐車の5つのコツ

すべての駐車場に共通する駐車のコツを5つ解説します。

コツ1:最初の位置を決める

駐車の成功・失敗を決めるのは、「最初に停める位置」です。

最初に停める位置を間違えると、全ての工程が上手くいかなくなり、何度も切り返すことになります。

最初の位置とは、バック駐車なら運転席から真横に手前の白線が見える位置、縦列駐車なら、前の車とサイドミラーの位置を揃う位置、直角駐車なら隣の車の運転席の前方です。

上記の位置を記憶しておき、ズレないように注意しましょう。

最初に停める位置がしっかりと決まれば、駐車は成功したも同然です。

コツ2:左右のサイドミラーをよく確かめる

駐車は、駐車スペースに対して真っ直ぐに停めることが重要です。

曲がって停めていると、隣の車の出入りに迷惑になるだけではなく、思わぬ事故にもつながります。

駐車スペースの中に真っ直ぐ停める時に重要なのが、サイドミラーです。

白線のある駐車場の場合、左右のサイドミラーに白線が映ります。

この時、自分の車と白線が平行になっていることや左右のスペースに差がないことをよく確認しましょう。

よく、窓から顔を出して確認している人がいますが、それでは右側しか見えていないため、左側は白線から出ていることがあります。

そのため、車が白線に対して真っ直ぐになっているか、左右のスペースに差がないかの確認は、サイドミラーをよく見て行うようにしましょう。

コツ3:タイヤを真っ直ぐに戻す

前向き駐車、バック駐車、縦列駐車はそれぞれハンドルを元に戻すタイミングがあります。

この時、タイヤがきちんと真っ直ぐに戻っているかどうかを意識しましょう。

ハンドルを完全に元に戻さないと、タイヤは真っ直ぐになりません。

しっかりとタイヤの向きを戻して駐車することが、確実に成功させるコツです。

コツ4:内輪差・外輪差を意識する

内輪差・外輪差をどこまで意識できるかで、駐車の成功・失敗が変わります。

車種によって、ホイールベースが長い車もあれば、タイヤよりも前方・後方が長い車もあるため、自分の車の前輪と後輪がどの位置にあるのかを把握しましょう。

具体的には、ハンドルをめいっぱい回した時に、前輪と後輪がどのような軌跡を描くのかを、常にイメージできるようにしておくことが大切です。

コツ5:オートマならブレーキのみで操作する

オートマであれば、アクセルを踏まなくても、クリープ現象で動きます。

バックする時は、基本的にアクセルは使わないようにしましょう。

駐車に慣れている方の中には、バックする時にアクセルを踏んで操作する方もいますが、運転に慣れていない初心者はブレーキのみで操作できたほうが簡単です。

できるだけ少ない複雑な操作を避けることで、定位置に停めることに集中することができます。

最近の車には駐車補助機能がついているが、なくても駐車できるようになっておこう

最近の車には、下記のような駐車補助機能がついています。

  • 駐車に適した位置を音で知らせる機能
  • バック時のステアリングを自動で操作する機能
  • 車の前後左右に設置されたカメラで駐車スペースを認識する機能
  • バック駐車や縦列駐車の際に、ハンドルが自動で回転する機能

このような駐車補助機能は便利ですが、あくまでも補助をするためのツールです。

夜間は前後左右の状況がカメラ越しでは見にくくなったり場所によっては使用が難しくなったりすることもあります。

そのため、できる限り運転補助機能がなくても駐車できるようにすることが重要です。

駐車は攻略法を踏まえて練習することが大切!

駐車は、慣れるまでは苦手意識が強い人も多い操作です。

実際に、なかなか上手く駐車できず悩んでいたり不安に感じたりしている方も多くいます。

しかし、不安に感じていたとしても、スムーズに駐車できるようになりたいと思っているなら、この記事でご紹介した攻略法を掴んだ上で練習することが大切です。

まずは自分が克服したい駐車場から攻略していきましょう。

※1:パーク24株式会社「運転テクニック」に関するアンケート調査

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